このページの結論

最初の1週間は、鍛える週ではなく観察する週にします。いきなり完成メニューを入れるのではなく、痛み、疲労、着地、減速、自重動作を見て、次に増やせるものを決めます。

1週間の流れ

目的内容終わった後に見ること
1回目現在地を見る痛み確認、両脚着地、片脚支持、軽いスクワット怖がり、かばい、左右差
2回目練習前を整える体温上げ、動的可動域、減速、静かな着地動作が練習後半で崩れるか
3回目軽い補強を試す自重スクワット、ヒンジ、押す、引く、体幹保持回数より姿勢が保てるか
週末調整する保護者と疲労、痛み、睡眠を確認次週に増やすか減らすか

この週に強くなる必要はありません。次の週に何を増やしてよいかが分かれば成功です。

1回目にやること

最初は測定会にしません。順位をつけるより、危険なサインを拾うことが先です。

  • その日に痛い場所があるか聞く
  • 両脚で静かに着地できるか見る
  • 片脚で3秒止まれるか見る
  • 軽いスクワットで膝と足の向きが大きく崩れないか見る
  • 終了後に歩き方が変わらないか見る

2回目にやること

ウォームアップを、ただ走る時間ではなく、動作準備の時間にします。体温を上げた後、股関節、足首、胸椎を動かし、短い減速と静かな着地を入れます。

ここでは速さを競わせません。止まれるか、怖がっていないか、疲れた時に雑にならないかを見ます。

3回目にやること

補強は少量で始めます。自重スクワット、ヒンジ、壁押し、チューブ引き、プランク系の保持を、指導者が見られる範囲で行います。

「最後まで追い込めたか」ではなく、「次回も同じ質でできそうか」を基準にします。

根拠の使い方

Complete Conditioning for Basketball の評価章は、良い評価には実用性、再現性、競技との関係が必要だと整理しています。このページでは、ミニバスの最初の週に使える小さな観察へ変換しています。

Strength Training for Basketball は、負荷を段階的に高めて適応を作る考え方を扱っています。このページでは、最初の週を負荷増加ではなく、負荷を増やす準備期間として設計しています。

根拠として扱う資料

  • book-complete-conditioning-basketball
  • book-strength-training-basketball

図解要件

  • visual-005

この図解は装飾ではなく、本文の判断を一目で追える理解補助として作る。書籍の図表は複製せず、このページの説明に合わせて再構成する。